これからのミッション採用
なぜビジネスにはミッション(使命・存在意義)や
ビジョン(目標、到達点)が無ければいけないのか?
こんにちは。
山口県の求人情報サイト『マイカラー』で
採用コンサルタントをしている伊藤博紀です。
どんどん厳しくなる採用難の時代に結果を出す、
課題解決型の採用コンテンツの提案をさせて頂いています。
私は子どもの頃、
「授業中の姿勢が悪い」と先生からよく注意されました。
当時は
どうして姿勢が悪いといけないんだろうと
不思議でしょうがなかったのですが
大人になってみると大事さがよく分かります。
先生に対して失礼というのもありますが
何より小1時間ほど集中して授業を聴くには
骨盤を立ててしっかり座わらないと
身体の重心が崩れてしまい疲れるので集中できません。
でも、
小学生の私は
学問や授業に対する意識が低かったので
姿勢を正すことの意味をなかなか理解できずに
ただ受け身でボーっと授業を聞いているだけ。
そんな私の成績が上がるわけがありません。
「姿勢」とはよく言ったもので、
姿勢が正される、真っ直ぐになるには
その前に意識が高くないといけない。
最初から姿勢が正しい人がいるわけではなくて、
志や意識を高く持つから「姿勢」が正しくなる。
怖いのは、姿勢は外から見ても、他人から見ても分かるところ。
ビジネスにおける
ミッションやビジョンにおける姿勢も同じです。
自分たちが何者で
何のためにビジネスをしていて
世の中の何を変えたいのか?
この「言語化」が出来ていなければ
社員やお客様やステークホルダーを
巻き込んでいくことは不可能でしょう。
求人広告だって同じです。
私も転職活動をしていた際、
いくつもの好待遇企業の求人を検討しましたが
業務内容や給与など待遇の情報ばかりで
これから10年、20年と人生を預けることになる
そこで働く意味を感じさせてくれる情報は
どの媒体にも1つもありませんでした。
要するに
求人広告によって
働くモチベーションが高まり
応募という形に行動喚起されることは
残念ながら私には起こらなかったのです。
オープニング募集以外で
求人広告をほとんど見たことがない
ビジネスの1つにスタバがあります。
もともとスターバックスは
「サードプレイス(第3の場所)」という
コンセプトを掲げて事業を展開。
「サードプレイス」とは
現代人にとって第1の場所が「家」、
第2の場所を「職場」「学校」だとしたとき
その2つの場所を行き来するだけでは
人生つまらない。誰だって息が詰まってしまうので
そんな現代人が心癒される場所=第3の場所である
スタバを利用してもらうというコンセプト。
大げさに言ってしまえば
世の中のあり方を変えるという
壮大な使命(ミッション)を彼らは背負っているのです。
そして、
「サードプレイス」を
お客様に実感してもらうには
典型的な「ハコモノ」ビジネスである
当時のカフェ業界が当たり前としていた
・効率経営で席数多めで席間隔は狭い
・回転率重視で長居がはばかられる
・愛煙家のために禁煙はもってのほか
という
常識をひっくり返す必要がありました。
そこでスターバックスでは
サードプレイスのコンセプトを体現するために
・ゆったり出来るローソファ
・席と席の間隔が広くて手足が伸ばせる
・いつまでも長居してもOKな雰囲気
・心安らげる場所にタバコの煙は不要
(基本的に)全面禁煙
→吸いたい人はオープンテラス
という当時のカフェとしては
かなり斬新な運営方法を打ち出します。
実際に
創業者のハワード・シュルツは
他の創業メンバーから猛反対されますが
「みんな聞いてくれ。
私たちはカフェじゃない。
サードプレイス提供業なんだ。」
と言って断固として信念を曲げず
他の創業メンバーを説得したそうです。
まさに理念経営、ミッションのなせる業ですよね。
その信念を
利用客である私たちが感じ取るからこそ
他のカフェより2,3割高くたって
ついスタバに足を向けることになるのです。
そして、
その信念、ミッションが
スタバのブランドイメージを究極まで高めて
放っておいても就職希望者が後を絶たず
求人をかける必要のないビジネスに仕立てているのでしょう。
また、
一時は経営危機に陥った
アウトドアメーカーのパタゴニアも
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。
そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」
という風に
ミッションを言語化し、実践することで
世界のアウトドア愛好家から熱烈な支持を受け
他メーカーより高価でもむしろ喜んで購入してもらえるという
確固たるポジショニングを確立しました。
求人や採用活動も同じです。
あなたの会社が掲げる
「あるべき理想の姿」「世の中をどう変えるか」を
ミッション(使命、存在意義)として言語化し、
「採用コンテンツ」として魅力的に表現すること。
見てくれた人が
この会社を応援したい、
この会社の一員になりたいと
心から思ってくれなければ
本業のビジネスの成否は勿論、
現在の採用難と言われる時代に
優秀な人を採用することなんて出来ません。
そして、
ミッションやビジョンに共感して
あなたの会社に入社を決めてくれた人は
最初にコミットしているので会社を辞めにくいし、
自ら考えて行動する自律的な人材でしょう。
本業のビジネスも
求人、採用活動も実はつながっています。
私たちマイカラーは
職種や待遇で会社を選ばせるのではなく
ミッション、ビジョンに共感、コミットして
会社を選んでもらいたいと考えています。
その言語化、コンテンツ化を
お手伝いをするのが私たちの使命です。
長い文章は読まれないし
長い映像は観てもらえない
なんてことはありません。
つまらないから見てもらえないし
心が動かないから行動してもらえない
コンテンツが存在しているだけです。
私たちと一緒に
採用コンテンツを作りませんか?
まずはお気軽にご相談ください。